大相撲の土俵で激しくぶつかり合う力士たちは、一体どれくらいの収入を得ているのでしょうか。
厳しい勝負の世界で番付を上げ、幕内力士の座を掴んだ者だけが手にできる報酬は、一般のサラリーマンとは桁違いの金額になることもあります。
しかし、その内訳は基本給だけでなく、成績に応じて積み上がる褒賞金や、取組ごとの懸賞金など非常に複雑な仕組みになっています。
横綱や大関といったトップクラスと、十両や幕下以下の待遇差を知ることで、大相撲観戦がより味わい深いものになるはずです。
- 階級ごとに定められた月給と年収の目安
- 勝ち星や金星で加算される褒賞金の計算式
- 天国と地獄と呼ばれる関取と幕下の待遇差
幕内力士の年収構造とは?基本給と変動手当の仕組みを完全網羅
力士の収入は、毎月定額で支払われる月給と、本場所ごとの成績や人気によって変動する手当の2階建て構造になっています。
安定した基本給に加え、実力次第で青天井に稼げるチャンスがあるのがプロスポーツである大相撲の魅力です。
ここでは、日本相撲協会の規定に基づいた給与の内訳と、勝利へのモチベーションとなる報奨制度について詳しく解説します。
年収を構成する5つの主要な要素を理解すれば、力士たちのハングリー精神の源が見えてくるでしょう。
毎月支給される基本給の階級別一覧
関取と呼ばれる十両以上の力士には、日本相撲協会から毎月の給料が支払われます。
現在の規定では、横綱の月給は約300万円、大関は約250万円、三役は約180万円と定められています。
平幕の幕内力士でも月給は約140万円、十両で約110万円となり、関取になれば年収1000万円クラスが約束されます。
この基本給に加え、9月と12月にはボーナスに相当する賞与が給付されるため、ベースとなる年収はさらに跳ね上がります。
横綱であれば基本給だけで年間4000万円近くになりますが、これはあくまで最低保証額に過ぎません。
地位が上がるほど責任も重くなりますが、それに見合う対価が保証されているのです。
一方、幕下以下の力士には月給という概念がなく、場所ごとに支給される養成員場所手当という小遣い程度のお金しかありません。
幕下で年額約100万円、序ノ口では約50万円程度と、生活することさえ厳しい現実があります。
この圧倒的な格差こそが、力士たちが死に物狂いで関取昇進を目指す最大の理由なのです。
本場所ごとに支給される力士褒賞金
基本給とは別に、力士の懐を温める重要な収入源が、年6回の本場所ごとに支給される力士褒賞金です。
これは「持ち給金」と呼ばれる係数に4000倍を掛けた金額が支払われる仕組みで、成績が良いほど引退するまで増え続けます。
勝ち越し1つにつき0.5円(支給額2000円増)、金星なら10円(支給額4万円増)が持ち給金に加算されていきます。
一度上がった持ち給金は、負け越しても減額されることがないため、長く現役を続けて勝ち星を積み重ねたベテランほど高額になります。
例えば、幕内優勝をすると持ち給金が30円アップするため、それだけで場所ごとの支給額が12万円、年間で72万円もベースアップします。
まさに「勝てば勝つほど給料が増える」という実力主義を象徴する制度と言えるでしょう。
ただし、大関や横綱から陥落した場合には、昇進時に嵩上げされた分の持ち給金が減額されるルールがあります。
それでも、長年活躍した名力士であれば、褒賞金だけで年間数千万円を受け取ることも珍しくありません。
この制度は、怪我をおして土俵に上がり続ける力士たちの生活を支える年金のような役割も果たしています。
勝負を左右する懸賞金のリアルな金額
テレビ中継でもおなじみの、取組前に土俵の周りを回る懸賞旗は、力士にとって即金で手に入る大きなボーナスです。
現在、懸賞金は1本あたり7万円と定められており、そのうち協会手数料と税金預かり金を引いた3万円が、勝者の手取りとして土俵上で手渡されます。
人気力士同士の好取組や優勝決定戦などでは、数十本の懸賞がかけられることも珍しくありません。
仮に1場所で懸賞金が合計100本かかったとすると、手取りだけで300万円の現金収入になります。
預かり金となっている3万円についても、引退時に退職金のような形で本人に還付されるため、実質的には1本6万円近い収入と考えられます。
人気と実力を兼ね備えた力士は、この懸賞金だけで年間数千万円を稼ぎ出すことも可能です。
懸賞は企業が広告宣伝として出すものですが、特定の力士を応援する意味合いも強く含まれています。
そのため、怪我で休場が続くと懸賞がつかなくなり、収入が激減するというシビアな側面も持ち合わせています。
土俵の上で結果を出し続けることこそが、スポンサーを惹きつけ、自身の収入を最大化する唯一の方法なのです。
ボーナスに相当する特別手当の種類
力士の収入には、月給や褒賞金以外にも、様々な名目で支払われる手当が存在します。
例えば、本場所ごとに支給される「本場所特別手当」は、横綱で20万円、大関で15万円、幕内力士で13万円などが支払われます。
また、東京場所と地方場所で異なる出張手当や、力士の巨体を維持するための食費補助なども支給されます。
さらに、本場所で活躍した力士に贈られる三賞(殊勲賞・敢闘賞・技能賞)には、それぞれ200万円の賞金が設定されています。
幕内最高優勝を果たせば1000万円、十両優勝でも200万円の賞金が出るため、一発当たれば年収が一気に跳ね上がります。
これらの賞金は非課税ではないものの、若手力士にとっては一攫千金の大きなチャンスとなります。
加えて、所属する部屋や後援会から個人的に贈られる「ご祝儀」も、力士の重要な収入源の一つです。
特に地方巡業やパーティーなどでは、熱心なタニマチから多額の支援を受けることも少なくありません。
こうした表には出にくい副収入も含めると、人気力士の実際の可処分所得は、公表されている数字以上になると推測されます。
年収から引かれる税金と必要経費
高額な年収を得ている幕内力士ですが、そのすべてを自由に使えるわけではありません。
力士は個人事業主として扱われるため、所得税や住民税などの税金に加え、付き人の食費や小遣い、着物や化粧回しのメンテナンス費用などを自分で負担する必要があります。
特に横綱や大関クラスになると、付き人を何人も抱えることになるため、その出費は莫大なものになります。
また、懸賞金の一部が協会に天引きされて積み立てられるように、将来のための貯蓄も強制的に行われます。
これは引退後の生活資金や、親方株を取得するための資金源として重要な意味を持っています。
見た目の派手な収入の裏で、将来を見据えた堅実な資金管理が求められるのも、力士という職業の現実です。
さらに、怪我の治療費やトレーニング費用、整体などのボディケア代も基本的には自己負担となります。
体が資本の商売である以上、メンテナンスにお金をかけることは投資であり、経費として計上されます。
手元に残る金額を増やすためには、長く現役を続け、大きな怪我をしないことが経済的にも最も合理的な戦略となるのです。
横綱と大関は別格!トップ力士が手にする驚愕の収入実態
角界の頂点に立つ横綱と大関は、収入面でも他の力士とは比較にならないほどの厚遇を受けています。
基本給の高さはもちろんのこと、CM出演料やイベント出演料などの副収入が桁違いに多くなるからです。
ここでは、トップ力士たちの具体的な年収イメージと、地位による収入の安定性の違いについて掘り下げます。
彼らが背負うプレッシャーの大きさは、そのまま報酬の大きさに比例していることがわかるでしょう。
横綱の年収は数億円超えも夢ではない
横綱の年収は、基本給とボーナス、褒賞金などを合わせると、最低でも1億円近くになると言われています。
さらに、人気横綱であればテレビCMやスポンサー契約料が加わり、総収入は2億円、3億円へと膨れ上がります。
過去の大横綱の中には、全盛期に年間5億円以上を稼いでいたとされるケースもあり、プロスポーツ選手としてもトップクラスの収入を誇ります。
横綱特有の特権として、成績不振でも番付が下がらない(引退しかない)という点があり、給料が急激に下がるリスクは低いです。
しかし、その地位に見合わない成績が続けば引退勧告を受けるため、稼げる期間は意外と短いという側面もあります。
短期間でどれだけ稼げるかが、横綱の生涯賃金を大きく左右する重要なポイントになります。
また、横綱土俵入りなど特別な儀式を行う際にも、化粧回しの提供や手当が発生することがあります。
その存在自体が「神事」とされる横綱は、単なる競技者を超えたブランド価値を持っており、それが収入に直結しています。
まさに相撲ドリームの頂点であり、全ての力士が憧れる究極の成功者の姿と言えるでしょう。
大関の給料と陥落時の収入ダウン
大関も年収5000万円から8000万円程度が見込める高給取りですが、横綱と違ってカド番と陥落の恐怖が常に付きまといます。
もし2場所連続で負け越して関脇に陥落すれば、月給は約250万円から約180万円へと、一気に70万円もダウンしてしまいます。
年収ベースでは1000万円近い減収となるため、大関の座を死守することは生活防衛の観点からも至上命題です。
一方で、大関は優勝争いに絡むことが期待される地位であり、優勝賞金や三賞によるボーナス獲得のチャンスも多いです。
安定して勝ち越せる大関であれば、褒賞金も順調に積み上がり、横綱に匹敵する収入を得ることも不可能ではありません。
しかし、怪我などで休場が続くと、基本給以外の収入である懸賞金が入らなくなり、実入りが大きく減るリスクもあります。
大関から平幕まで落ちてしまうと、給料はさらに下がり、かつての華やかな生活からの転落を味わうことになります。
そのため、大関経験者は陥落後も復帰を目指して必死に戦う姿が見られますが、そこにはプライドだけでなく経済的な切実さもあります。
番付一枚の違いが年収数百万円の差を生む、相撲界の厳しさを最も象徴するポジションかもしれません。
人気力士ならCMやスポンサー料も加算
番付に関わらず、独自のキャラクターや愛嬌で人気を博した力士は、土俵外での収入を得るチャンスがあります。
テレビバラエティへの出演やCM契約、地元企業とのスポンサー契約などは、基本給を補って余りある収入をもたらします。
特に最近では、SNSを活用してファン層を拡大し、独自の経済圏を築く力士や部屋も現れ始めています。
ただし、相撲協会は力士の副業やメディア出演に対して一定の管理を行っており、全てが自由になるわけではありません。
出演料の一部を協会に納めるルールや、品位を損なう活動の禁止など、厳しいガイドラインが存在します。
あくまで本業である相撲での活躍が前提であり、土俵での強さがあってこそのタレント価値であることを忘れてはいけません。
それでも、現役時代に知名度を上げておくことは、引退後のセカンドキャリアを考える上で非常に有利に働きます。
親方になれなかった場合でも、タレントや飲食店経営者として成功する元力士が多いのは、現役時代に培った人気と人脈があるからです。
「人気も実力のうち」という言葉は、力士の収入事情においても真理と言えるでしょう。
三役と平幕の給料事情!勝ち越しが生活を豊かにする理由
大関や横綱でなくとも、幕内力士であれば一般的なサラリーマンの生涯賃金を数年で稼ぐポテンシャルがあります。
特に三役(関脇・小結)と平幕(前頭)の間には明確な給与格差があり、ここを突破できるかが収入アップの鍵となります。
ここでは、中堅から上位の幕内力士たちの懐事情と、彼らが目の色を変えて勝利を目指す経済的な動機について解説します。
金星一つでボーナス確定となる平幕力士の逆転劇は、給料明細の視点から見るとさらに熱いドラマに見えてきます。
関脇と小結の給与差と昇進のメリット
関脇と小結は「三役」として一括りにされ、月給は同額の約180万円ですが、平幕の約140万円と比べると月40万円もの差があります。
年間で約500万円の差になるため、平幕上位の力士にとって三役に昇進できるかどうかは死活問題です。
また、三役以上になると本場所特別手当の増額や、地方場所での移動車や個室の待遇なども良くなります。
さらに、三役在位中に大関取りの起点となる好成績を残せば、基本給アップ以上のリターンが期待できます。
大関昇進の目安とされる「3場所33勝」をクリアする過程では、必然的に三賞や優勝争いに絡むことになり、賞金収入が激増します。
三役は、トップスターへの入り口であると同時に、収入面でも富裕層への階段を登り始めた証と言えるでしょう。
しかし、三役は上位対戦が組まれるため負け越すリスクも高く、維持し続けるのは至難の業です。
陥落すれば即座に給料ダウンとなるため、毎場所が収入を懸けたサバイバルとなります。
このヒリヒリするような緊張感の中で結果を出し続ける精神力こそが、高収入を得るための必須条件なのです。
前頭上位と下位で変わる待遇の違い
同じ「平幕」であっても、前頭筆頭と幕尻(前頭15枚目〜17枚目付近)では、対戦相手も収入の質も異なります。
給料自体は一律約140万円ですが、上位にいれば横綱・大関と対戦する機会があり、金星によるボーナスや大量の懸賞金を獲得するチャンスがあります。
逆に下位では、取組につく懸賞金の数も少なくなり、地道に勝ち星を重ねて褒賞金を増やすしかありません。
また、幕内下位は十両陥落の危機と隣り合わせのポジションであり、精神的なプレッシャーは計り知れません。
十両に落ちれば月給が約30万円ダウンするだけでなく、付き人の数や部屋での扱いも微妙に変化します。
幕内に踏みとどまることは、単なる名誉だけでなく、年収1500万円以上の生活水準を維持するための最低ラインなのです。
前頭上位で横綱を倒した時の「座布団が舞う」光景は、力士にとっては札束が舞っているのと同じ意味を持ちます。
金星一つで得られる褒賞金の増額分は、引退後の年金代わりになるほど大きな資産価値があります。
だからこそ、平幕力士はリスクを冒してでも横綱に向かって突き進むアグレッシブな相撲を取るのです。
金星や三賞獲得で得られる臨時ボーナス
平幕力士にとって最大の臨時収入源が、横綱に勝つことで得られる「金星」と、三賞の獲得です。
金星は1つにつき持ち給金が10円加算されるため、本場所ごとに支給される褒賞金が4万円、年間で24万円永続的にアップします。
もし現役中に10個の金星を挙げれば、それだけで引退まで年間240万円が給料に上乗せされ続ける計算になります。
三賞(殊勲・敢闘・技能)の賞金200万円も、月給の1.5倍近くに相当する大きな額です。
1場所でダブル受賞などを果たせば400万円の現金収入となり、年収を大きく押し上げます。
これらのボーナスは、番付が下の力士でも実力一つで掴み取れるため、角界におけるジャパニーズ・ドリームの象徴です。
特に若手力士にとっては、こうした臨時ボーナスが次のステップへの軍資金となり、より良いトレーニング環境や食事への投資に回せます。
勝利がお金を生み、そのお金が体を強くし、さらなる勝利を呼ぶという好循環を作ることが、横綱・大関へ昇り詰めるための王道ルートなのです。
十両と幕下の天国と地獄!関取になれるかどうかの境界線
大相撲の世界で最も過酷で、かつ劇的な格差が存在するのが、十両と幕下の間の境界線です。
ここを境に「関取」として一人前の扱いを受けるか、「養成員」として修行中の身分とされるかが決まります。
ここでは、十両に上がった瞬間に劇変する待遇と、幕下以下が置かれる経済的な厳しさについて解説します。
月給0円から年収1000万円超えへのジャンプアップは、他のプロスポーツでは類を見ないドラスティックな変化です。
十両昇進で給料が発生する劇的な変化
幕下から十両に昇進すると、その日から月給約110万円が支給されるようになり、生活は一変します。
年収換算では約1400万円〜1500万円となり、一般的なサラリーマンの平均年収を遥かに上回る高所得者になります。
また、個室が与えられ、付け人が付き、白米以外の食事も自由に選べるようになるなど、生活環境も劇的に向上します。
十両になれば、化粧回しをつけて土俵入りを行い、自分の名前が入った浴衣を作ることも許されます。
これは単なる形式ではなく、自分の名前で商売ができる「プロ」として認められたことを意味します。
地元の後援会からの祝儀やサポートも手厚くなり、経済的な不安から解放されて相撲に専念できる環境が整うのです。
しかし、十両の座は定員が28名と決まっており、下から突き上げられるプレッシャーは相当なものです。
怪我で休場して幕下に落ちれば、その瞬間に月給は消滅し、再び大部屋生活へと逆戻りします。
この天国のような待遇を一度味わってしまったからこそ、落ちた時の絶望感と這い上がりたいという執念は凄まじいものになります。
幕下以下は場所手当のみの厳しい現実
幕下以下の力士には給料というものが存在せず、2ヶ月に1回の本場所ごとに支給される「場所手当」と、勝った時に多少出る奨励金だけが収入源です。
幕下の場所手当は約16万5000円(年6回で約100万円)、序ノ口に至っては約7万7000円(年6回で約46万円)に過ぎません。
衣食住は部屋が保証してくれるとはいえ、自分の自由に使えるお金は極めて少ないのが現実です。
彼らは関取の付け人として身の回りの世話をし、ちゃんこ番や掃除などの雑用をこなしながら稽古に励みます。
プライベートな時間はほとんどなく、アルバイトも原則禁止されているため、親からの仕送りや関取からのお小遣いで凌ぐしかありません。
このハングリーな環境は、力士の精神を鍛えるための伝統的なシステムですが、現代の若者にとっては非常に高いハードルとなっています。
幕下上位(筆頭〜15枚目付近)になると、十両昇進が見えてくるため、手当の少なさよりも勝負への集中力が勝ります。
しかし、ここで足踏みをして何年も過ごすことになれば、将来への不安が大きくなり、引退を決断する力士も少なくありません。
「関取になれなければ、ただの体の大きな男」という厳しい言葉があるように、経済的な自立の可否がここで線引きされるのです。
付き人や部屋での待遇も大きく変わる
関取になると、自分の身の回りの世話をしてくれる「付け人」が幕下以下の力士から選ばれます。
これは単に楽ができるというだけでなく、自分の相撲道の継承や、一門の結束を強めるための重要な教育システムでもあります。
関取は付け人の食事や生活の面倒を見ることもあり、そこには給料以上の出費と責任が発生します。
部屋の中での序列も絶対的で、風呂に入る順番、食事の順番、寝る場所など、すべてが番付によって決まります。
十両に上がれば大部屋から個室に移り、プライバシーが守られた空間でリラックスすることができます。
逆に幕下に落ちれば、昨日まで使っていた個室を明け渡し、再び弟弟子たちと雑魚寝をする生活に戻らなければなりません。
この露骨なまでの待遇差は、力士たちに「二度と落ちたくない」「もっと上に行きたい」という強烈な動機付けを与えます。
相撲部屋という閉じた社会におけるカースト制度は、残酷なようでいて、実は最も公平な実力主義の表れなのかもしれません。
まとめ
幕内力士の年収事情について、基本給から複雑なボーナスシステム、そして階級による残酷なまでの格差を解説してきました。
トップである横綱の数億円という収入は魅力的ですが、そこに至るまでには幕下時代の極貧生活や、怪我と隣り合わせの激しい競争があります。
最後に、今回の記事の要点をまとめます。
- 幕内力士(平幕)の平均年収は約1500万円〜2000万円
- 横綱や大関は基本給に加え、桁違いの懸賞金やスポンサー収入がある
- 十両と幕下の間には、年収1000万円以上と100万円以下という「天国と地獄」の壁がある
- 褒賞金制度により、勝ち越せば勝ち越すほど引退まで給料が上がり続ける
大相撲は単なるスポーツではなく、一攫千金を夢見る男たちの人生を懸けたドキュメンタリーでもあります。
次にテレビで相撲観戦をする際は、懸賞旗の数や力士の番付に注目しながら、彼らの懐事情にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか。


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