大相撲夏巡業の全日程と楽しみ方は?チケット入手からファンサまで完全網羅!

「テレビで見るあの力士に会ってみたい」「地方巡業に行ってみたいけれど、チケットの取り方や楽しみ方がわからない」このようにお考えではありませんか。本場所とは一味違うリラックスした雰囲気の中で行われる巡業は、力士との距離が驚くほど近い「大相撲のファン感謝祭」とも呼べる特別なイベントです。

特に夏巡業は、避暑地や普段なかなか訪れない地域で開催されることも多く、旅行を兼ねて楽しむファンも少なくありません。この記事では、初心者の方でも安心して夏巡業を満喫できるよう、チケットの入手方法から当日のタイムスケジュール、暑さ対策まで徹底的に解説します。

  • 本場所にはない「初切」や「相撲甚句」などの独自イベント
  • サインや写真撮影に応じてもらいやすいタイミングとコツ
  • 真夏の体育館でも快適に過ごすための必須持ち物リスト

大相撲夏巡業の基礎知識と開催時期|本場所との違いを徹底解説

大相撲夏巡業は、毎年8月に開催される地方巡業のことを指し、多くの相撲ファンが待ち望む一大イベントです。本場所のような厳格な勝負の場とは異なり、ファンサービスや伝統芸能の普及に重きを置いたプログラムが組まれています。

開催地はその年によって異なりますが、比較的涼しい東北・北海道地方や、北信越・関東近郊を回るコースが一般的です。ここでは、夏巡業ならではの魅力や、本場所との決定的な違いについて詳しく解説していきます。

夏巡業ならではの魅力と開催エリアの傾向

夏巡業の最大の魅力は、何といっても力士たちの素顔を垣間見ることができる「近さ」にあります。早朝の稽古から始まり、取組の合間には力士たちが会場内を歩き回る姿も見られ、憧れの関取と直接言葉を交わすチャンスも豊富です。

開催エリアは毎年変わりますが、暑さを避けるために北日本を中心に巡る年と、関東や中部地方を細かく回る年など、いくつかのパターンがあります。地元の体育館やアリーナが会場となるため、国技館よりも収容人数が少なく、どの席からでも土俵が近く感じられるのも大きな特徴と言えるでしょう。

また、夏休み期間と重なることが多いため、家族連れや子供たちが参加しやすいイベントも多く用意されています。ちびっこ相撲や力士への質問コーナーなど、地域密着型の企画が盛り込まれることもあり、地元の人々にとっても特別な一日となります。

朝から夕方まで楽しめる当日のタイムスケジュール

巡業の一日は朝が早く、開場は午前9時前後となるのが一般的ですが、熱心なファンはさらに早くから会場入り待ちをすることもあります。午前中は幕下以下の力士による稽古や、関取衆による申し合い稽古が行われ、本場所さながらの真剣なぶつかり合いを間近で見学できます。

昼前後からは、巡業ならではの「お好み(催し物)」が始まり、会場の雰囲気は一気に和やかなものへと変わります。相撲甚句や初切、太鼓の打ち分けなど、伝統文化を楽しみながら、お弁当を食べたりグッズを選んだりするリラックスタイムです。

午後1時過ぎからは幕内力士の土俵入りが行われ、その後、横綱土俵入り、幕内取組へと進んでいきます。終了は午後3時頃となることが多く、夕方には全てのプログラムが終了するため、遠方からの日帰り参加もしやすいスケジュールとなっています。

本場所のピリピリ感とは異なる「巡業の空気感」

本場所が力士にとっての「戦場」であるならば、巡業は「営業」であり「交流の場」であると言えます。勝敗が番付に影響しないため、力士たちの表情も柔らかく、取組中以外は笑顔を見せることも珍しくありません。

会場内では、支度部屋と土俵を行き来する力士と通路ですれ違うことが日常茶飯事です。声をかければ気さくに手を振ってくれたり、タイミングが良ければサインに応じてくれたりと、ファンにとっては夢のような時間を過ごせます。

ただし、稽古中や土俵入り直前など、力士が集中しているタイミングでは配慮が必要です。あくまで力士へのリスペクトを忘れず、節度を持って接することが、巡業を最大限に楽しむためのマナーであることを覚えておきましょう。

笑いと伝統が融合する「初切」と「相撲甚句」

巡業の目玉とも言えるのが、相撲の禁じ手をコミカルに紹介する「初切(しょっきり)」です。若手力士2人と行司がタッグを組み、コントのような掛け合いや派手なアクションで会場を爆笑の渦に巻き込みます。

「相撲甚句(すもうじんく)」は、美声自慢の力士たちが土俵上で唄う伝統的な七五調の歌です。「ハァ〜ドスコイ、ドスコイ」という合いの手は有名ですが、歌詞にはユーモアやペーソスが含まれており、聴く人の心に深く響きます。

これらの演目は本場所では見ることができないため、これを目当てに巡業に足を運ぶファンも多いほどです。動画サイトなどで予習をしていくと、より深くその面白さを理解できるでしょう。

憧れの力士と交流できるファンサービスの機会

夏巡業では、本場所では考えられないほどの至近距離で力士と触れ合える「握手会」や「撮影会」が実施されることがあります。特に朝の早い時間帯や、取組終了後の出待ちの時間帯は、ファンサービスを受けやすいゴールデンタイムです。

ただし、全ての力士が常に対応できるわけではなく、当日の体調やスケジュールによって状況は変わります。無理な引き止めや、食事中・移動中の強引な声掛けは厳禁ですので、相手の状況をよく観察することが大切です。

サイン色紙やマジックペンを持参しておくと、チャンスが巡ってきた時にスムーズにお願いできます。巡業会場限定のグッズ売り場に人気力士が立ち寄るサプライズイベントが発生することもあり、常に会場内のアナウンスや動きに注意を払っておくと良いでしょう。

観戦チケットの確実な入手方法と座席選びのポイント

夏巡業のチケットは非常に人気が高く、開催地によっては発売直後に完売してしまうことも珍しくありません。確実にチケットを入手するためには、販売チャネルや発売日を事前に把握し、戦略的に動くことが求められます。

また、体育館などの特設会場で行われるため、国技館とは座席の配置や見え方が大きく異なります。ここでは、チケット購入の選択肢と、目的に合わせたベストな座席の選び方について詳しく解説します。

チケット大相撲やプレイガイドでの購入手順

最も一般的かつ確実な購入方法は、日本相撲協会の公式販売サイト「チケット大相撲」を利用することです。ここでは「大相撲公式ファンクラブ」会員向けの先行抽選が行われるため、どうしても行きたい公演がある場合は入会を検討する価値があります。

その他、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスなどの大手プレイガイドでも取り扱いがありますが、一般発売日はアクセスが集中するため争奪戦となります。各巡業地の主催者(勧進元)が独自に販売窓口を設けている場合もあるため、地元の新聞や公式サイトの情報もこまめにチェックしましょう。

コンビニエンスストアの端末から直接購入することも可能ですが、良い席はネット販売で埋まってしまう傾向にあります。発売開始時刻に合わせてパソコンやスマートフォンからアクセスするのが、良席を確保するための定石と言えます。

タマリ席・マス席・イス席の特徴とメリット

巡業の座席は大きく分けて「タマリ席(溜席)」「マス席」「イス席」の3種類があり、それぞれ楽しみ方が異なります。タマリ席は土俵に最も近く、力士の息遣いやぶつかり合う音をダイレクトに感じられる特等席ですが、飲食が禁止されている場合が多く、価格も最も高額です。

マス席は、1区画に座布団が敷かれたエリアで、家族や友人と車座になって観戦できるのが魅力です。ただし、地方会場のマス席は国技館よりも狭い場合があり、4人で座ると窮屈に感じることもあるため、ゆとりを持って座りたい場合は少人数で利用するか、2マス確保することをおすすめします。

イス席は、体育館の2階スタンド席や、アリーナ後方に設置されたパイプ椅子席などを指します。全体を見渡せるため試合の流れが把握しやすく、足腰への負担も少ないため、長時間座り続けるのが辛い方や、リーズナブルに楽しみたい方に最適です。

価格相場と転売チケットに関する注意喚起

チケットの価格は会場や席種によって異なりますが、タマリ席で14,000円〜16,000円、マス席(1名あたり)で10,000円〜12,000円、イス席で3,000円〜6,000円程度が相場です。お土産とお弁当がセットになった「お土産付きチケット」も販売されており、当日に手ぶらで観戦したい方には便利です。

人気力士の凱旋巡業や、アクセスの良い会場ではチケットが高額で転売されるケースが見受けられますが、不正転売されたチケットは無効となるリスクがあります。また、SNSでの個人間取引は詐欺トラブルの温床となりやすいため、必ず正規のルートで購入するようにしてください。

万が一チケットが取れなかった場合でも、開催日が近づくと「戻りチケット」が再販されることがあります。諦めずに公式サイトをチェックし続けることで、定価でチケットを入手できる可能性は残されています。

真夏の会場で快適に過ごすための暑さ対策と必須の持ち物

8月に開催される夏巡業は、想像以上に過酷な環境での観戦となる可能性があります。会場となる地方の体育館は、最新の空調設備が整っていない場合も多く、数千人の観客と力士の熱気で室温が上昇しがちです。

熱中症になってしまっては、せっかくの楽しい思い出が台無しになってしまいます。ここでは、夏巡業を安全かつ快適に楽しむための具体的な暑さ対策と、バッグに入れておくべき必須アイテムを紹介します。

体育館特有の「蒸し風呂状態」への備え

多くの巡業会場では大型の扇風機やスポットクーラーが稼働していますが、真夏の猛暑日にはそれだけでは追いつかないことがあります。特に1階のアリーナ席やマス席は風が通りにくく、湿度も高くなりやすいため、自分自身で体温調節を行う工夫が不可欠です。

水分補給は「喉が渇く前」に行うのが鉄則であり、会場内の自販機は売り切れになることが多いため、事前に十分な量の飲み物を確保して持参しましょう。スポーツドリンクや経口補水液を凍らせて持っていくと、保冷剤代わりにもなり、溶けた冷たい飲み物を楽しめます。

また、塩分タブレットや冷却スプレーなどの即効性のある冷却グッズも効果的です。気分の悪さを感じたら無理をせず、涼しいロビーや会場の外へ出て休憩を取る勇気を持つことも重要です。

服装選びのポイントと冷却グッズの活用

服装は、通気性と速乾性に優れた素材のものを選び、リラックスできるスタイルで参加するのがベストです。浴衣で観戦するのも風情がありますが、着慣れていないと帯が苦しくなったり、暑さがこもったりすることもあるため、高機能インナーなどを活用して快適性を確保しましょう。

首元を冷やすネッククーラーや、ハンディファンは今や夏巡業の必需品となっています。ただし、ハンディファンの動作音や風が周囲の迷惑にならないよう、取組中は使用を控えるなどの配慮が必要です。

汗を大量にかくことを想定し、タオルは複数枚用意しておくか、汗拭きシートを持参すると不快感を軽減できます。薄手の羽織りものも一枚あると、逆に冷房が効きすぎている場所や、日差しが強い屋外での移動時に役立ちます。

忘れずに持参したい観戦アイテムリスト

チケットや財布などの貴重品以外に、持っていくと便利なアイテムをリストアップしました。これらを準備しておくことで、当日のストレスが大幅に軽減され、観戦に集中することができます。

アイテム名 用途・メリット
座布団・クッション パイプ椅子や板の間のマス席でお尻が痛くなるのを防ぐ必須アイテム。
オペラグラス 2階席や後方席からでも、力士の表情や化粧廻しの柄まで鮮明に見える。
エコバッグ お土産や配布物を入れるために必要。巡業グッズは意外とかさばる。
サインペン 色紙にサインをもらう際に必須。太めの油性ペン(黒)がベスト。
モバイルバッテリー 写真や動画を撮影していると充電がすぐ減るため、予備があると安心。

会場到着から退場までのタイムスケジュールと見どころ

巡業の一日を完全燃焼するためには、どの時間帯に何が行われ、どこに注目すべきかを知っておくことが大切です。漫然と過ごしていると、貴重なシャッターチャンスやイベントを見逃してしまうかもしれません。

ここでは、開場直後の朝稽古から、クライマックスの幕内取組、そして打ち出し(終了)までの流れを、時間帯ごとの見どころと共にシミュレーションしていきます。

午前中:朝稽古の迫力と若手力士の奮闘

開場してすぐの午前9時頃は、土俵上で激しい申し合い稽古が行われている最中です。本場所では見られない、廻し一丁で泥だらけになってぶつかり合う力士たちの姿は、相撲の真髄を感じさせる迫力があります。

この時間帯は客席もまだ空いていることが多く、比較的自由に移動して様々な角度から稽古を見学できるチャンスでもあります。土俵下の溜席付近では、親方衆が鋭い眼光で指導する姿や、稽古上がりの力士が荒い息をつきながら花道を引き上げるリアルな姿を目撃できるでしょう。

また、会場の入口付近や通路では、若手力士たちがグッズ販売の手伝いや警備を行っていることがあります。彼らは未来の関取候補ですので、今のうちに顔と名前を覚えて応援の言葉をかけるのも、巡業通の楽しみ方の一つです。

お昼前後:髪結い実演や綱締めの儀式

正午が近づくと稽古が終わり、土俵上では「髪結い実演」などの伝統文化披露が行われます。大銀杏がどのように結い上げられるのか、床山の熟練の技を解説付きで見られる貴重な機会です。

横綱が出場する巡業では、土俵入り前に「綱締め実演」が行われることもあります。また、この時間帯はお弁当を食べるのに最適なタイミングですが、人気のお弁当は早々に売り切れてしまうこともあるため、到着時に確保しておくのが無難です。

トイレもこの時間帯から混雑し始めるため、取組が始まる前の余裕があるうちに済ませておくことをおすすめします。会場内の売店を回って、巡業限定のタオルやお菓子などのお土産をチェックするのも良いでしょう。

午後:幕内土俵入りから結びの一番まで

午後1時を過ぎると、色鮮やかな化粧廻しをつけた関取衆が土俵入りを行い、会場のボルテージは最高潮に達します。赤ちゃんを抱いて土俵入りする「赤ちゃん抱っこ」が行われることもあり、微笑ましい光景に会場中が笑顔に包まれます。

その後、横綱土俵入りが厳かに行われ、いよいよ幕内力士による取組が始まります。本場所のような真剣勝負とは少し趣が異なり、大技や珍しい決まり手を狙うような、魅せる相撲が展開されることも巡業ならではの面白さです。

結びの一番が終わると「弓取り式」が行われ、一日のプログラムが終了します。退場時は非常に混雑するため、規制退場に従うか、少し時間をずらしてゆっくり出るなどの工夫をすると、スムーズに帰路につくことができます。

初心者さんが120%楽しむための裏技とマナーにまつわる注意点

初めて巡業に参加する方にとって、暗黙のルールやマナーは気になるところです。知らず知らずのうちにマナー違反をしてしまったり、準備不足で楽しめなかったりすることを防ぐために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

ここでは、ベテランファンが実践しているちょっとした裏技や、力士や周囲の観客への配慮について解説します。これらを知っておくことで、よりスマートに、そして深く大相撲の世界を楽しむことができます。

お土産や限定グッズは「到着直後」に確保

巡業会場で販売される限定グッズや「相撲土産」は非常に人気があり、昼過ぎには完売してしまうアイテムも少なくありません。特に、開催地名が入ったタオルや、力士のイラストが描かれたお菓子などは飛ぶように売れていきます。

まずは席を確保したら、何よりも先に売店へ向かうことをおすすめします。荷物が増えるのが嫌な場合は、コインロッカーを利用するか、エコバッグを活用して足元に置いておくと良いでしょう。

また、お弁当に関しては「弁当付きチケット」を購入していない場合、当日の販売数が少ないことがあります。会場周辺にコンビニや飲食店がない場合も想定し、最寄り駅で軽食を購入してから会場入りするのも一つのリスク管理です。

写真撮影のルールとSNSへの投稿マナー

巡業では写真や動画の撮影は基本的に自由ですが、フラッシュ撮影は力士の目くらましとなり危険なため、絶対に禁止されています。スマートフォンの設定を事前に確認し、フラッシュが発光しないようにしておきましょう。

また、他の観客の迷惑になるような大型の三脚や望遠レンズの使用、頭より高い位置での撮影もマナー違反です。自分の目線の高さで、周囲に配慮しながら撮影を楽しむのが基本です。

撮影した写真をSNSにアップする際は、他の観客の顔が写り込んでいないか確認し、必要であればスタンプで隠すなどの加工を行いましょう。力士とのツーショット写真をアップする場合も、相手への敬意を忘れず、ポジティブなコメントを添えるのがファンの嗜みです。

移動手段の確保と会場周辺のリサーチ

地方巡業の会場は、最寄り駅から距離がある場所や、バスの本数が少ない場所であることも珍しくありません。終演後は数千人が一斉に帰宅するため、タクシーがつかまらなかったり、バスが満員で乗れなかったりする事態が頻発します。

事前に帰りのタクシーを予約しておくか、少し歩いて混雑を避けるルートを調べておくと安心です。自家用車で向かう場合は、会場の駐車場が関係者専用となっていることもあるため、近隣のコインパーキングを複数リサーチしておく必要があります。

余裕を持ったスケジュールを組み、会場周辺の観光スポットや美味しいお店もあわせて楽しむことで、夏巡業の思い出がより一層色濃いものになるはずです。

まとめ

大相撲夏巡業は、本場所にはないリラックスした雰囲気の中で、力士たちの人間味あふれる魅力に触れられる貴重な機会です。朝稽古の真剣な眼差しから、初切でのコミカルな演技、そしてファンサービスで見せる笑顔まで、一日を通して飽きることがありません。

しかし、真夏の開催であるため、暑さ対策や体調管理は万全に行う必要があります。チケットの確保から当日の持ち物、マナーに至るまで、事前の準備が当日の満足度を大きく左右します。

今回ご紹介したポイントを押さえれば、初めての方でも間違いなく120%楽しむことができるでしょう。ぜひ、今年の夏は会場に足を運び、直に感じる「どすこい」の迫力と熱気を全身で体感してください。

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