相撲の座布団は持ち帰りOK?本場所と巡業の違いや入手方法を解説!

大相撲観戦の記念に、使用した座布団を持ち帰りたいと考える方は少なくありません。しかし、座布団を持ち帰って良いかどうかは、観戦する「場所」や「席種」によってルールが明確に異なります。知らずに持ち出してしまうと、トラブルの原因になることもあるため注意が必要です。

この記事では、本場所と地方巡業における座布団の取り扱いの違いや、公式グッズとして座布団を入手する方法について詳しく解説します。観戦前に正しいルールを把握して、心置きなく大相撲の世界を楽しみましょう。

  • 両国国技館などの本場所では原則持ち帰り禁止
  • 地方巡業では座布団付きチケットが販売されることが多い
  • 公式ショップなら新品の記念座布団が購入可能

相撲の座布団は持ち帰りOK?本場所と巡業で異なるルール

相撲の座布団を持ち帰れるかどうかは、主に「本場所」か「地方巡業」かによって決まります。まずは、それぞれの開催形式における基本的なルールと、例外的なケースについて正しく理解しておきましょう。

誤った認識で座布団を持ち出そうとすると、係員に止められたり、周囲の観客に迷惑をかけたりする可能性があります。ここでは、会場ごとの違いと、万が一のトラブルを避けるためのポイントを解説します。

両国国技館(本場所)は原則持ち帰り禁止

東京の両国国技館をはじめ、大阪、名古屋、福岡で開催される本場所では、基本的に座席の座布団を持ち帰ることはできません。マス席やイス席に設置されている座布団は会場の備品であり、次の日も別のお客様が使用するものだからです。

特にマス席の座布団は、何年も使用される耐久性の高い業務用のものが使われています。記念品として配布されているものではないため、観戦が終わったらそのまま席に残して帰るのが絶対のルールです。

地方巡業は「座布団付き」が主流の理由

一方で、各地で開催される「地方巡業」では、座布団が持ち帰り可能となっているケースが多く見られます。これは、巡業のチケット代に「座布団代」が含まれており、その日限定の記念品として扱われることが多いからです。

巡業の座布団には、開催地や日付、「大相撲〇〇場所」といった文字がプリントされていることがあり、良い記念になります。ただし、全ての巡業が持ち帰りOKとは限らないため、必ずチケットの要項や会場のアナウンスを確認してください。

溜席(砂かぶり)でも持ち出しは要注意

土俵に最も近い「溜席(たまりせき)」は、維持員席とも呼ばれ、特別な座布団が使用されています。この席の座布団も基本的には持ち出し厳禁ですが、一部のツアー企画や特別な招待席では、特典として座布団が付く場合があります。

しかし、これは極めて稀なケースであり、通常は勝手に持ち帰ることは許されません。溜席は厳しい規定が存在する神聖な場所でもあるため、自己判断での持ち出しは絶対に避けましょう。

うっかり持ち帰ってしまった時の対処法

もしルールを知らずに国技館の座布団を持ち帰ってしまった場合は、速やかに相撲協会や会場に連絡を入れるべきです。備品の窃盗とみなされるリスクを避けるためにも、誠実な対応が求められます。

遠方に戻ってしまった場合でも、郵送での返却を受け付けてくれることがあります。そのまま放置したり、自分のものにしてしまったりすることは、モラルとしても法的にも問題がある行為です。

転売やオークション出品のリスク

持ち帰り不可の座布団が、ネットオークションやフリマアプリに出品されているのを見かけることがありますが、これらに関わるのは危険です。盗難品である可能性が高く、購入者もトラブルに巻き込まれる恐れがあります。

正規ルートで入手した巡業の座布団であれば問題ありませんが、出所が不明確な国技館の座布団などには手を出さないのが賢明です。相撲ファンとしての品位を守り、正しい方法でグッズを入手しましょう。

記念に欲しい!公式グッズとして座布団を入手する3つの方法

会場の座布団を持ち帰れなくても、自分専用の相撲座布団を入手する方法はいくつか存在します。公式に販売されている座布団は、デザインも洗練されており、自宅での観戦やインテリアとしても最適です。

ここでは、新品の座布団を正規に購入するための主なルートを3つ紹介します。お土産として誰かに贈る場合や、自分へのご褒美として探している方は、ぜひ参考にしてください。

国技館内売店での購入(ミニ座布団など)

両国国技館の売店では、お土産用の座布団が販売されています。特に人気なのは、実際の座布団よりもひと回り小さい「ミニ座布団」や、クッション性の高い観戦用グッズです。

これらは持ち帰りやすさを考慮したサイズになっており、力士の四股名が入ったデザインなどもあります。観戦の記念に購入して、その場で使用してから持ち帰るという楽しみ方も可能です。

公式オンラインショップ「SuMALL」の活用

日本相撲協会の公式ショッピングモール「SuMALL(スモール)」では、自宅にいながら本格的な座布団を購入できます。中でも注目なのが、関取が控え席で使用しているものと同じデザインの「関取控え座布団」です。

価格は約3,850円程度で販売されており、推しの力士と同じ座布団を手に入れることができます。在庫状況は変動しますが、確実に正規品を入手したい場合には最適なルートと言えるでしょう。

相撲案内所(お茶屋さん)のお土産セット

マス席などのチケットを「相撲案内所(通称:お茶屋さん)」経由で手配した場合、豪華なお土産セットが付いてくることがあります。このセットの中に、記念座布団が含まれているケースがあります。

特に引退相撲や断髪式などの特別なイベントでは、その日限定の座布団が引き出物として用意されることが一般的です。これらは非売品の貴重なアイテムとなるため、コレクターズアイテムとしての価値も高くなります。

知っておきたい座布団の種類と「座布団の舞」のマナー

相撲の座布団には、単なる敷物以上の意味や歴史が含まれています。席種によって色が異なったり、かつては勝負の判定に不満がある時や横綱が負けた時に投げられたりする習慣もありました。

しかし、現在は安全管理の観点から「座布団投げ」は禁止されています。ここでは、座布団の色による違いや、観戦時に守るべきマナーについて詳しく解説します。

席種によって色が違う?紫と緑の意味

国技館の座布団は、席種によって色が分けられています。一般的に、溜席(砂かぶり)には緑色の座布団が、マス席には紫色の座布団が使用されていることが多いです。

この色分けは、テレビ中継などでも視覚的に席種を判別するのに役立っています。巡業などでは赤や紺などの異なる色が使われることもあり、会場ごとの特色を楽しむポイントの一つとなっています。

「座布団の舞」は現在禁止されている行為

かつては、横綱が格下の力士に負ける「金星」が出た際などに、観客が興奮して座布団を土俵に向かって投げる「座布団の舞」が見られました。しかし、これは力士や他の観客に当たる危険性があるため、現在は禁止されています。

館内放送でも「座布団を投げないでください」と繰り返し注意喚起が行われています。過去の映像で見ることはあっても、現代の観戦マナーとしては決して行ってはいけない行為であることを認識しておきましょう。

もし座布団が飛んできた時の身の守り方

禁止されているとはいえ、稀に興奮した観客が座布団を投げてしまう事態が発生しないとは言い切れません。もし観戦中に頭上から座布団が飛んできた場合は、手で頭を覆って身を守る必要があります。

特にマス席は密集しているため、避けるスペースが限られています。千秋楽や波乱の展開が予想される取組の際は、周囲の状況に少し気を配っておくと安心です。

快適な観戦のために!座布団情報の補足と便利グッズ

長時間の相撲観戦を快適に過ごすためには、座布団以外の工夫も重要です。特にマス席はスペースが限られており、長時間座り続けると足腰に負担がかかることもあります。

ここでは、既存の座布団にプラスして持っていくと便利なアイテムや、疲れにくい座り方のコツを紹介します。事前の準備で、観戦の満足度は大きく変わります。

マス席の座布団は薄い?携帯クッションのすすめ

国技館のマス席に設置されている座布団は、薄手のものが多く、数時間座っているとお尻が痛くなることがあります。そのため、折りたたみ式の携帯クッションや、アウトドア用の座布団を持参するのがおすすめです。

ただし、過度に分厚いクッションや背もたれのある椅子型のものは、後ろの人の視界を遮るため使用できません。周囲への配慮を忘れず、コンパクトなものを選ぶようにしましょう。

足が痺れないための座り方のコツ

狭いマス席では足を伸ばすことが難しく、正座やあぐらを繰り返すことになります。時々体勢を変えたり、通路に出てストレッチをしたりすることで、血行不良を防ぐことができます。

また、マス席の中でも、足を掘りごたつ式に入れられる席種も一部存在します。体力に自信がない方や高齢の方と一緒に行く場合は、チケット購入時にイス席や掘りごたつ席を検討するのも一つの手です。

持ち帰り用袋の準備(巡業の場合)

地方巡業で座布団を持ち帰る予定がある場合は、それを入れるための大きな袋を持参すると便利です。配られる座布団はそのまま渡されることが多く、持ち運びに苦労することがあります。

大きめのエコバッグや風呂敷があれば、座布団だけでなく、他のお土産やパンフレットもまとめて持ち運べます。帰りの移動をスムーズにするためにも、事前の準備をおすすめします。

よくある質問:子供用やレンタル座布団について

家族連れや初めての観戦では、座席に関する疑問が尽きないものです。特に小さな子供がいる場合や、特別な事情がある場合の対応については、事前に知っておきたい情報です。

最後に、座布団に関するよくある質問とその回答をまとめました。不安要素を解消して、当日は相撲観戦を存分に楽しみましょう。

子供用の座布団はあるか

基本的に会場には子供専用の小さな座布団は用意されていません。大人の膝上で観戦する場合は不要ですが、一席確保する場合は大人と同じ座布団を使用することになります。

子供が座りやすいように、使い慣れたクッションやブランケットを持参すると良いでしょう。高さ調整のために厚みのあるものを敷く際は、後ろの席の方への配慮を忘れないようにしてください。

車椅子席の座布団事情

国技館には車椅子席が用意されており、座布団ではなく車椅子のまま観戦するスタイルとなります。そのため、座布団が設置されていることは基本的にありません。

ただし、付き添いの方がパイプ椅子などで隣に座る場合、その椅子に敷くためのクッションを持参すると快適です。車椅子席のチケットは事前の予約が必要なため、早めに確認しておきましょう。

汚してしまった場合の対応

観戦中に飲み物をこぼして座布団を汚してしまった場合は、自分で処理しようとせず、すぐに近くの係員に申し出てください。無理に拭き取ろうとすると汚れが広がる可能性があります。

会場スタッフが適切な対応をしてくれますし、場合によっては交換してくれることもあります。公共の備品であることを意識し、汚さないように注意しながら飲食を楽しみましょう。

まとめ

相撲の座布団は、本場所では「持ち帰り禁止の備品」、地方巡業では「持ち帰り可能な記念品」として扱われることが一般的です。会場やチケットの種類によってルールが異なるため、必ず事前に確認することが大切です。

もし自分専用の座布団が欲しい場合は、公式ショップ「SuMALL」や売店で購入するのが最も確実で安全な方法です。ルールとマナーを守り、気持ちよく大相撲観戦を楽しみましょう。

次回観戦する際は、ぜひ以下の準備をしておくことをおすすめします。

  • 巡業に行く際は、座布団が入る大きめのバッグを持参する
  • 本場所の場合は、お尻が痛くならないよう薄手のマイ座布団を用意する

コメント

タイトルとURLをコピーしました